プロレスファンのみなさまは、

先日WWEで行われた世界最大のプロレスイベント

「レッスルマニア 35」

はご覧になられましたでしょうか?

史上初の女子レスラーがメインを務め、

8万人を超える観客動員を記録。

開催地メットライフ・スタジアムでの興行収入も

過去最大記録を更新し、(約18億8000万円)

棚橋弘至選手をはじめとする

日本のレスラーやタレントなども観戦に訪れ

日本でも大きな話題を集めました。

そこで引退試合を行ったのが

今回ご紹介するオリンピック・レスリング金メダリストの

カート・アングル選手。

入場テーマに合わせて行われるコール

「You Suck!」(日本での放送訳では「へなちょこ」)

8万人が笑顔で浴びせる「罵声」は

TV観戦していても鳥肌モノでした。

そんなアングル選手への私の想いを、

プロレス界史上最高の経歴とともにご紹介させて頂きます!

金メダリストからプロレスラーに

アングル選手は

ペンシルべニア州ピッツバーグ出身で、

学生時代から後に総合格闘技へ舞台を移す

マーク・ケアー選手

ダン・スバーン選手

マーク・コールマン選手

らにも勝利し続けるなどし、

レスリングで活躍。

1996年に行われたアトランタオリンピックでは

首を負傷しながらも金メダルを獲得。

これを機に現役を引退し、

地元ピッツバーグでスポーツキャスターとして活動していましたが

長年スポーツ・エリートとして生きてきたアングル選手は

この生活に飽きてしまい、

自らプロレスラーへの転向を計画します。

1998年にWWE(当時WWF)とマイナー契約し、

ドリーファンクジュニア選手らのコーチを受けながら

インディ団体での修業期間を経て、

1999年に公式デビュー。

2000年2月には

インターコンチネンタル王座、ヨーロピアン王座を相次いで獲得し、

10月にはザ・ロックを破りWWF王座を獲得。

アングル選手に与えられたギミックは

常に首からぶら下げた金メダルを鼻にかけ、

エリート意識をむき出しにした傲慢なヒールキャラクター。

レスリングのみならずマイクアピールまで上手く、

話すセリフの間には観客から

「What?」 (字幕では「はぁ?」)

と茶々を入れられるわ、

対戦相手に丸刈りにされたかと思えば、

バレバレのカツラを被って入場。

与えられた「へなちょこ」キャラを完璧に演じ切り、

看板レスラーのストーンコールド・スティーブ・オースチンと抗争を展開するなど

試合のみならずストーリーにおいても中心人物の一人となっていきます。

この間、修業期間を含めてもわずか2年です。

前述の通り、

アマチュア時代に破った名選手たちは、

総合格闘技の舞台で活躍しています。

当時熱心にWWEを見ていましたが、いつも思っていました。

「もし自分だったら、ここまで振り切ってできるだろうか…?」

レスリングで金メダルになるほどの実力があるのだから、

ベビーフェイスでそのまま「強いレスラー」になることは

難しくないと思います。

なのにアングル選手は、

卑怯な手を使い、

わざわざ観客に嫌われるようなコメントを繰り返し、

入場時に「へなちょこ」と煽られる。

私がおっさんになった今になって、

少しだけわかったような気がしました。

きっと、アングル選手は

余計な「プライド」が無かったんじゃないかなー。と。

格好悪くても、たとえ自分の意思とは違っても

周りが求めることを遂行できるのが

「プロになる」

という事なんじゃないかと。

その後アングル選手は2006年にWWEを退団。

アメリカ新興した団体TNAや、新日本プロレスなどにも参戦。

「へなちょこ」キャラではなく

そのままの強さを全面に押し出し

IWGPヘビー級王座を奪取します。

2014年に一時引退しますが

2017年にWWE殿堂入りを契機に復帰。

2019年4月のレッスルマニアで引退試合が行われました。

8万人から煽られる

「へなちょこ」コールに満面の笑みを見せるアングル選手は

私には最高に格好良く映りました。

世界最高のレスリング技術に加え、

巧みなマイクアピール

不世出の天才レスラー・カートアングルの魅力は、

読者の皆様に伝わりましたでしょうか?

すでにファンだという方は、

いつかアングルを肴に一緒にお酒でも酌み交わしましょう!(笑)

あなたの熱いコメントなども

お待ちしています。

The following two tabs change content below.
マウナケアあつし

マウナケアあつし

ロックとプロレスをこよなく愛する三十路プヲタ 幼少期はいじめられっこだった僕は、ある日父親にプロレス会場に連れていってもらったおかげでプロレスFANになり、強い男になることを決意。いじめっこを「ノド輪落とし」で撃退し、無事にいじめからの脱出に成功できた。プロレス観戦歴20年を超える私のかなり「歪んだ」プロレス観を書いています。詳しいプロフィールはこちら→プロフィール