【プロレスリング・マスターズを観に行こう】毎回チケット即完売のプレミア興行

武藤敬司がプロデュースする
『達人、集結』
という名のコンセプトで、

レジェンドプロレスラー達が
出場する興行

『プロレスリング・マスターズ』

興行の開催が発表されれば、
カード未発表でもチケットは完売。

選手は誰が出るのか?
という情報さえも無しで
チケットが売れるという、

毎回異例な売り上げを見せる
プレミアムな興行です。

決して、
先着でのチケット争奪戦!
というわけでもないのですが、

肝心のカード発表がされる頃には
すでにほとんどの席が
完売してしまっていることも多いため、

事前に購入しておくことが
先決なのです。

では、なぜそんなにこの興行が売れるのか?
それにはここにしかない『魅力』があるからです。

今回は『プロレスリング・マスターズ』について語りたいと思います。

レジェンドが一堂に会する

プロレスリング・マスターズ
の最大の魅力は、

今までプロレス界を牽引してきた
第1人者たちが集結することです。

ここで過去のマスターズの
見どころを見てみましょう。

【第1回 平成維新軍復活】

武藤敬司、長州力、藤波辰爾、獣神サンダー・ライガー

越中詩郎、ザ・グレート・カブキ、AKIRA、齋藤彰俊

【第2回 北斗の流星復活!“魔界の達人”見参】

藤波辰爾、長州力、馳浩

グレート・ムタ&ザ・グレート・カブキ&TNT

【第3回 プロレスリング・マスターズ対TEAM2000】

天山広吉&ヒロ斎藤&AKIRA&スーパーJ with蝶野正洋

藤波辰爾&長州力&獣神サンダー・ライガー&武藤敬司

【第4回 垣根ヲ越エタ悪ガキドモ集結!BATT復活】

馳浩&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎with 武藤敬司

越中詩郎&AKIRA&青柳政司&齋藤彰俊withザ・グレート・カブキ

【第5回 BATT対TEAM2000】

ドン・フライ&太陽ケア&新崎人生&大谷晋二郎 with 武藤敬司

天山広吉&小島聡&ヒロ斎藤&スーパーJ with 蝶野正洋

【第6回 獣神FINAL MASTERS】

武藤敬司&馳浩&獣神サンダー・ライガーwithエル・サムライ

永田裕志&中西学&西村修

【第7回 燃える闘魂60周年メモリアル】

藤波辰爾&藤原喜明

武藤敬司&スーパーJ with 蝶野正洋

燃える闘魂60周年メモリアルセレモニー

いかがでしょうか?

主に90年代後半~2000年代初頭に向けた
マッチメイクが多いですが、

メインイベント以外のカードは
昭和の香りがするものや

90年代前半の定番選手などが
多く出るマッチメイクなど、

昔プロレスを見ていた層には
「よだれもの」なカードがたくさんあります。

会場も
後楽園ホールのみでの
開催のため、

昔からの雰囲気そのまま、

あの頃にタイムスリップしたかのような
雰囲気に浸れます。

マッチメイクもさながら、
実況は辻よしなり氏

解説は柴田惣一さん

というこれまた
お馴染みの組み合わせ。

メインイベントでの
リングアナウンサーは

ケロちゃんこと
田中秀和リングアナ!

これだけでも
お金を払う価値がありますね。

そしてもう一つの魅力が
『入場シーン』です。

個々人で
好きな入場テーマ曲などは
あると思いますが、

これだけのレジェンドが
集まるのですから、

必ず一度は聞いた
テーマ曲があるはず。

プロレスリング・マスターズを
見にくるお客さんの中には、

入場シーンを
観たいがため
チケットを購入する人もいるとか。

確かに、
私もマスターズを
一度観に行きましたが、

普段のプロレス観戦とは
空気が違います。

入場シーンの
盛り上がりがすごいです。

後楽園ホールのため、
大会場と違い

音割れのようなものもなく、

歓声と入場曲が
綺麗にシンクロし、

華やかな入場シーンを
彩っていました。

チケット代は
回を追うごとに
値上がりしていて、

前回(第7回)では
リングサイドで13,200円でしたが、

プロレスが好きな人であれば、
決して安くない値段だと思っています。

ちなみに1番安い席(南側の後方かと)は6,600円です。

過激さを求める現代のプロレスへの清涼剤

近年、
フィニッシュームーブや
繋げる過程の技が
過激になりつつあります。

『日本のプロレスは危険な技こそ形式美』

という風潮が
出来つつある。

頭部を狙った技、
つまり垂直に落とす技や
腰を強打させる技のかけ合いで、

双方ともにグロッキーになり、
長時間の戦いを好む。

危険な技が決まれば盛り上がり、
それに耐え抜いて

“いい試合だった”
として評価される。

IWGPヘビー級戦の
オカダ・カズチカ対ケニー・オメガの試合も
60分フルタイムドローというものがありました。

それはプロレス大賞の
年間ベストバウトにも
選ばれましたが、

結果として
上記の風潮がやはり“名勝負”と
捉えられたからでしょう。

現在は
WWEスーパースターになった中邑真輔選手も、

アメリカでのプロレスを
経験したからこそ、

現代の日本プロレスについて
危険と警笛を鳴らしています。

昭和~平成にかけて
プロレスを見てきた人の多くは、

こういったプロレス疲れをする人が多いです。

逆に、
2010年代からプロレスを見始めた人達は
その風潮になれてしまったこともあり、

過激な技が『かっこいい』ととらえ、
長時間のグラウンドでの攻防を見ても、

なんだこれ?
と唱えることでしょう。

近年では
SANADA選手とザック・セイバー・Jr選手との
試合がそうですね。

もちろん出てくる選手の
年齢層など、

そういった制限がある以上
派手な技が出来ないというのはあるかと思いますが、

それでも卓越した試合運びと
しっかりとした受け身など、

現在のプロレスには
あまり見られない

『落ち着いた』プロレスを
マスターズでは楽しむことができます。

そのため、
現在のプロレスに疲れ気味の方にとって
過去を懐かしむ以外に、

クラシックなプロレスを
楽しめる空間へ行けるという楽しみもあります。

マスターズまとめ

年2回の興行で、
回を追うごとに
期待値が向上していく

プロレスリング・マスターズ。

聖地・後楽園ホールでの
限定興行ということもあり、

オールドなプロレスファンにとっては
まさにプレミアなイベントになりつつあります。

武藤敬司という人脈を活かし、
面白いマッチメイクを組み

ファンのための
興行イベントを作り上げてくれる、

過去にあった
ファン感謝デーのような興行だと感じています。

新日本系の色がやはり強いのは
仕方がないと思いますが、

王道・全日本プロレスの選手が
来場するなど、

本当のオールスターイベントを
今後期待したいと思います。

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緋空

はじめまして、プロレス全般を愛する緋空と申します。アラサーのパパで小学生の頃からプロレス観戦をはじめました。それからはプロレスにガッチリとハマって、プロレスのテレビ解説や、高校の文化祭でプロレス団体を呼びリングアナをさせていただいたり、インディー団体のリング設営を手伝ったり。あらゆることをやってきましたー。みなさまにプロレスの楽しさを伝えたく筆を執りました。詳しいプロフィール