【プロレス中継を飾る実況者】絶叫のワンダーランド！

試合展開を
ただ伝えるだけではなく、

  • 『歩く人間山脈』
  • 『ブレーキの壊れたダンプカー』
  • 『セクシャルターザン』

など、
耳に残る比喩表現が
目立つ実況もいれば、

感情表現で視聴者に訴える
実況もいます。

今回はプロレス中継には
かかせない！

実況アナウンサーの中で、
私個人の目線で

オススメしたい２人を
紹介していきます。

誰からも愛された、涙腺を震わす魂の実況【矢島学アナウンサー】

矢島アナウンサーを
紹介するには、

まずこちらの試合をご覧ください。

2007年12月
小橋建太が腎臓がんから
復活した試合です。

プロレスリング・ノアの
テレビ中継には

  • 『平川健太郎アナウンサー』と
  • 『矢島学アナウンサー』が

主に担当をしています。

平川アナは
冷静沈着で
淡々と堅実に、

しかし
盛り上がらないわけではなく、

盛り上げるところは
盛り上げ、

落ち着くところは
落ち着いて、

というスタイルです。

矢島アナは逆に
熱いタイプの実況です。

発言一つ一つに
感情がこもり、

技一つにも
熱が入っているのが
聞いていても分かります。

平川アナも
個人的にはとても聞きやすい実況なので
好きではあるのですが、

上記で紹介しました
動画の試合、

これを生中継で見ていたことで、
矢島アナの実況の
素晴らしさを感じました。

入場時は

「小橋が…生きて帰ってきた！」
と、入場曲である

『GRAND SWORD』をバックに。

私もそうでしたが、
この入場だけで、
泣いていたファンがたくさんいました。

試合後は

「小橋が勝ちました！腎臓ガンに勝ちました…｣
と、心からの実況を涙ながらに伝えています。

矢島アナも、
プロレス実況の担当になってから

プロレスの
虜になっていった人です。

そのため、
複雑な分かりづらい表現もない、
矢島アナの実況は

『視聴者目線』
なのです。

その後は
プロレス担当から
離れてしまうことになりますが、

2013年5月
小橋建太引退試合で

最後のインタビュアーとして登場。

最後の最後に、
私達ファンの心を代弁する一言を残して、
プロレスの舞台からは身を引きます。

『私はプロレスラー・小橋建太と同じ時代に生まれて幸せでした』

今も昔も、
ここまでファンの心を揺さぶった
実況アナウンサーはいないと思っています。

メジャー、インディー、女子プロ…何でも来い！【村田晴郎さん】

私が村田さんを知ったのは
スカパー！のプロレス専門チャンネル

『サムライTV』
で放送されていた
DDTの番組

『DDTドラマティックファンタジア』
での実況でした。

そもそもDDTという団体の
世界観が独特すぎるにも関わらず、

その独特な雰囲気に
あえてのっていき、

そして分かりやすい状況説明に、
この人はこういう面白おかしい実況をする人だなと感じました。

しかし、
シリアスな試合であれば
技名はすべて伝え、

的確に解説の
鈴木健.txt氏と実況解説を続けていく。

なんでも適応出来る
能力が凄い人だと感じました。

その他、
みちのくプロレスでの
『宇宙大戦争』(毎年年末に起こる)や、

『マッスル』など、
村田さんでなくては成立しないほど、
お客さんも認知し始めます。

現に、
鈴木健.txtさんとの実況解説は

『神実況コンビ』
と呼ばれ、

トークイベントは
毎回超満員になるほど。

プロレスファンであれば
知っていて当然な実況アナウンサーになっていました。

これが理由というわけではないですが、

結果として、
村田さんはサムライTV以外でも、

2014年頃から
新日本プロレスのオンデマンドサービス

『新日本プロレスワールド』
での実況を務める事にもなり、

女子プロレスの
スターダムでの実況も
現在担当をしています。

デスマッチだろうが、
王座戦だろうが、
透明人間同士の試合だろうが、

『どんなものでも実況という体を取ることが出来る』
と、ファンからは認識されていて、

ここまで振れ幅が広く
活躍もしている上に、

新日本プロレス公式サイトで
連載を持っています。

そのため、
現在のプロレス界でナンバー１実況は
村田さんだと思っています。

実況アナウンサーのまとめ

目の前の試合を見て
楽しむのが本質ですが、

時に実況にも耳を傾けながら
試合にも注目してみると、

より試合を堪能できることでしょう。

レスラーの
一挙手一投足に華をそえる。

でも時には
レスラーに襲われることもあったりと

大変なポジションでもありますが、

実況は
プロレスに無くてはならない
バイプレーヤーです。

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緋空

はじめまして、プロレス全般を愛する緋空と申します。アラサーのパパで小学生の頃からプロレス観戦をはじめました。それからはプロレスにガッチリとハマって、プロレスのテレビ解説や、高校の文化祭でプロレス団体を呼びリングアナをさせていただいたり、インディー団体のリング設営を手伝ったり。あらゆることをやってきましたー。みなさまにプロレスの楽しさを伝えたく筆を執りました。詳しいプロフィール