【KOPWの元祖?】今だからこそ学ぼう、DDTエクストリーム級について

2020年夏

新日本プロレスの神宮大会にて
初代王者が決まった『KOPW』。

このKOPWというものは、
レスラー自身で提唱した変則ルールに
観客が事前投票して決まるというもの。

今回の第1回であれば、
『必殺技封印マッチ』だったり、

『1対3ハンディキャップマッチ』など

今までの新日本プロレスでは
あまり聞いたことのないような
試合形式が生まれました。

とはいえど、
時代の何倍も先を行ってしまう団体
『DDT』では、

このKOPWに先駆けたベルトである
『DDTエクストリーム級』というものが
既に存在しておりました。

果たしてこの
エクストリーム級とはなんだ?
ということで、

今回はこの王座について
解説いたします。

DDTエクストリーム級とは?

DDTエクストリーム級は、

毎試合チャンピオン
ないし挑戦者、

どっちも決められなければ
コミッショナーが試合形式を決められます。

  • デスマッチ
  • 格闘技
  • ハードコアな形式

ほんとなんでもありです。

過去にあった挑戦形式については
以下でまとめますが、

何度でも言います

とりあえずなんでもありです。

今までの試合形式の一部紹介

無茶苦茶な試合形式

ぐるぐるバットデスマッチ

試合中にホイッスルが鳴ったら、

どんな状況からでも
ぐるぐるバットで
十回回らなくてはならないルール。

皆さんも経験あると思いますが、
ぐるぐるバットは何回もやると
地味にキツいです。

騒音防止デスマッチ

各選手3ポイントを持った状態で、

騒音や笑い声を立てた時点で
ポイントを失っていくというもの。

ポイントが0になったら負け。

お客様の拍手、笑い声なども禁止。

リングアナのコール、
入場曲も最低限の音量で。

試合中も、
双方相手に音を出させることで必死!

これは見ていて
こちらも地味にきつかったです。

しかし無音でプロレスをするという凄さ。

コメディにしても
これはすごいと感じた一戦でした。

ロックンロールデスマッチ

試合中に
『ロック』な歌が流れたら、

ロックな踊りを。

『バラード』が流れたら、
それ相応な踊りを

という試合形式。

この形式で
普通のプロレスもやります。

地味に細かな対応が
必要な試合形式。

攻めたり受けたりしている最中も
容赦なく音楽は流れます。

対応が厳しい試合形式です。

そしてこの試合、

挑戦を受けていたのは
あのケニー・オメガ選手でした。

この形式に対応できるケニー選手。

やっぱりただものじゃないですね。

睡眠防止デスマッチ

お互い試合前には
『寝不足』を課せられた状況での
試合形式。

リング上には
布団が敷かれ、

3秒寝てしまった者が
負けになるというもの。

時折、
「Sleeping Time」として
会場が暗転し、

羊を数えるナレーションが入るという、
壮絶な形式です。

寝不足を超えた先には
ナチュラルハイになり、

寝不足なんて関係ない!
という状態に陥りますが、

その前段階は
本当に眠いですよね。

その状態でプロレスをやります。

天国のような、地獄のような
恐ろしいルールでした。

結構まともな試合形式

テーブルクラッシュマッチ

リング内に設置された机を
相手の体で割った者が
勝者になる形式です。

パワーボムや
机上でのパイルドライバーなど、

とにかく相手を叩きつけて
机を割れればOKな形式でした。

蛍光灯売店デスマッチ

リングサイドに
簡易的な売店を設置し、

リングの四方に
蛍光灯を設置した試合形式です。

当時DDTの売店を
仕切っていた

『大家健』選手の挑戦だからこそ
できた試合ですね。

試合自体売店はあまり関係なく、
蛍光灯ありきのハードコアマッチでした。

大家選手は当時、
しょっぱい選手の認識がありましたが、

この試合を機に
キャリアアップした試合だったと思います。

ノーロープエスケープルール

ロープエスケープが
無効となるルール。

試合の勝敗は通常ルールと同様です。

ラストマン・スタンディング・マッチ

3カウントと
ギブアップを奪ったうえで、

10カウントのダウンを
奪ったほうが勝ちとなる形式。

俗にいう完全決着のルールですね。

フォール・イントゥ・ザ・ヘルマッチ

リング上のロープを
すべて外した状態で行われます。

勝敗は3カウントや
ギブアップなどの通常ルールに加えて、

相手をリング外に落としてもOK。

そのため、
ロープワークなども行えないルールです。

ファン参加型

#エクストリームのルール考えましたルール

事前にファンの皆さんに
twitterのハッシュタグ

「#エクストリームのルール考えました」
をつけた上で投稿してもらい、

その中からルールを
3つ採用するというもの。

新日本の『KOPW』とは
逆であるものの、

一番近い形式でもあると思います。

  • 「だるまさんが転んだデスマッチ」
  • 「テレフォンデスマッチ」
  • 「3カウント取られたら勝ちルール」

結果、これら
3つのルールが採用されました。

なかなかに謎な形式ですが、
ファン参加型という事もあり、

これを考え投稿、
という提案自体も
大いに盛り上がりました。

DDTエクストリーム級のまとめ

いかがだったでしょうか?

DDTがいかに
とんでもない団体だったかということと、

様々な視点から
プロレスが楽しめる
面白い王座があるものだと

知ってもらえたかと思います。

少しだけ記述もしましたが、

ケニー・オメガ選手はもとより、
飯伏幸太選手など

今やメジャー団体に行ってしまった選手達も
通ったエクストリーム級のベルト。

新日本のKOPWで
こういったルールが採用されることは
まずないと思いますが、

いつしか今後
このベルトを保持していた選手が、

KOPWに参加をする
可能性もありそうで

ワクワクしています。

そしてこれらの試合は
先日、紹介したこちらのオンデマンド
で視聴可能です!

WRESTLE UNIVERSE(旧:DDT UNIVERSE)

WRESTLE UNIVERSE

利用料金

月額900円(税込み)

支払方法や特権など

各クレジットカードなど

スマホ決済も利用できます。

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緋空

はじめまして、プロレス全般を愛する緋空と申します。アラサーのパパで小学生の頃からプロレス観戦をはじめました。それからはプロレスにガッチリとハマって、プロレスのテレビ解説や、高校の文化祭でプロレス団体を呼びリングアナをさせていただいたり、インディー団体のリング設営を手伝ったり。あらゆることをやってきましたー。みなさまにプロレスの楽しさを伝えたく筆を執りました。詳しいプロフィール