
みなさん
こんにちは!
プロレスライクな生活
送っていますか?
結構大きなプロジェクト任されました
緋空です。
日本からアメリカ最大の団体『WWE』に行ったレスラーをどれくらい知っていますか?
もちろんその答えにはたくさんの回答があることでしょう。
過去ではジャパニーズ・バズソーと呼ばれなくてはならないスターであった『TAJIRI』選手、現在ではすっかりとWWEスーパースターとなり第一線でストーリーに溶け込んでいる『中邑真輔』選手と『ASUKA(華名)』選手、まだ本ストーリーには絡んではいないもののWWEの別ブランドNXTでトップレスラーである『KUSHIDA』選手と『紫雷イオ』選手などなど、挙げればキリがありません。
言い方は少し悪くなりますが、過去にWWEへ挑戦したものの、花咲かず怪我に悩まされて、やがて契約解除をしたトップレスラーがいます。
その選手の名前は小林健太、リングネームは『KENTA』です。
現在は新日本プロレスにフリーとして参戦をしており、その言動が時に賛否をまくものの、その性格とバックステージのコメントが、今一番ファンの心を揺るがしています。
今回はそんな『KENTA』選手に対するファンの評価が2分化する理由について考察します。
KENTA否定派
まず、KENTA選手に対して良い感情を持たない人は、以下のような心情を持っていると思います。
・2020年1月5日東京ドーム、初のIWGP2冠戦のオカダ・カズチカ対内藤哲也戦の試合後に、乱入した事がきっかけでアンチになっている。
・元々ノアのメインイベンターだった選手というところが気に食わない
・結局WWEでなんかしたの?という気持ちがどこかにある
この例は極端な例ではありますが、否定派の多くは比較的新規のファンかと思います。
というのも、やはり東京ドームのメインイベント、最大のハッピーエンドをぶち壊す乱入劇を見て、怒りを覚えた人は少なくないはず。のちに「史上最悪のバッドエンド」と呼ばれるほどでしたからね。
今の新日本プロレスは『新規ファンを増やす』ことを主にしているので、今までのような玄人向けな展開はあまり積極的ではなく、誰でも見て楽しめる展開に持っていく流れが多いので、万人の思い描いていた展開を180度ひっくり返して、見慣れていないファンは大荒れしたことでしょう。
また、新規ファンではなく昔ながらのファンであれば新日本とは相対的だった当時の全日本の四天王プロレスを引き継ぐノアのメイン選手だったことも、『外敵』というイメージがまだどこかにあるのでしょう。
KENTA肯定派
WWEを退団して新日本プロレスに参戦するようになったまではいいものの、新日本の色になかなかフィットせず、試合内容も叩かれることも少なくありませんでした。
しかし段々と試合内容もフィットするようになり、KENTA選手の実力もどんどん発揮できてくるようになりました。
そして試合内容と共に強い『武器』がありました。
KENTA選手のTwitterです。
東京ドーム乱入後は炎上し、その後も事あるごとの発言で荒れに荒れまくりました。
その際に内藤選手の言葉をいじったりと、やりたい放題。
しかし、なにより…KENTA選手はTwitterの使い方がとても上手く、アンチファンのコメントに対してもうまく批判をかわしていき、アンチファンを懐柔していく様は現役プロレスラーでも指折りでしょう。
現代はSNS社会、今まで手の届かない存在だったレスラーが、ファンと交流できるようになった環境で、1番ファンの意見を聞けるのがTwitterです。
そして、KENTA選手のバックステージコメント。
2020年11月7日の大阪大会、対棚橋弘至選手とのIWGPUSヘビー級権利証マッチで勝利した後のバックステージでのコメントがとても感動し、一気にファンを増やしました。
今の歳の棚橋と今の歳の俺で、お互いこの歳でやって、『10年前、15年前、そこでやってたら』っていう人もいるかもしれないけど、でも、やっぱり今の棚橋と今の俺でやれたことに、おもしれえなって思うし。いつだったかな?昔、俺がWWEっていう団体にいた時、台湾への遠征があって、その時になんかの撮影で棚橋も台湾に来てて、こっちもこっちで中邑真輔、ASUKAがいて、試合が終わって『食事でも行きましょうか』みたいな感じになって。棚橋弘至、中邑真輔、ASUKA、自分で輝いてる人たちを見て、なんかその中に入っていけない自分がいたんだよね、あん時。それが凄い悔しくて、情けなくて。もう一回、『このままで終わってたまるか』って、ずっと……まああれからじゃないけど、またあれでさらに気持ちを強くしてここまで来て、輝いてるかどうか、それは人が決めることだからわからないけど、少なくとも俺は今やれてることに充実感があるし、リングに上がるのが凄く楽しいし、それでいいんじゃないかなって。今、もう一回、あの会があったとしても、今の俺だったら胸を張って、そこに入って行ける。そういうこと。まあ、結局、今シリーズ通して、俺が何が言いたかったかって言うと、人生最後に笑えばそれでいいじゃんってこと
※出典:新日本プロレス
かつてノアという団体でトップレスラーとして活躍し、丸藤正道選手・潮崎豪選手らと共に団体を引っ張っていけるほどでした。そしてWWE挑戦、入団はしたものの怪我に泣かされ思うような活躍が出来ぬまま、陽の目も浴びることも出来ずもがいた日々の中で感じた苦悩の連続。
今までの挑発ばかりのようなバックステージコメントとは違って、多くの苦労と屈辱を経験してきたからこそのコメント。これには多くのファンの感情も揺らがされました。
過去を知っているならなおさら、これをきっかけにファンも増えたんじゃないのでしょうか?私も実はその一人です。
KENTA選手について
KENTA選手は先述のバクステコメントでWWEにいた際に、自分が結果を残せなかったことを包み隠さず、『悔しかった』とまで告白しています。
自分の実力ではWWEで輝けなかった。しかし今一番世界に近い団体、新日本でまた輝きを取り戻すことができた。『リングに上がるのが楽しい』という充実とした言葉まで出せる状況になった。
素直に感慨な、そして自分の弱みを見せられるレスラーは早々いないでしょう。
今まで批判だらけ、しかし内容と選手との手合わせがフィットしてきたことで、再び自分に自信が持てたのだと思います。
もちろんどんなことをしようが、『この人は嫌い!』と思う人もいます。
ファンがいればアンチがいるのも当然ですし、一度アンチになってしまえばファンに戻るのはたやすい事じゃありません。
しかしKENTA選手はそもそも始まりがマイナスに近かったため、高い自己プロデュース力を活かし、掌返しさせてファンを増やしていきました。
KENTA選手の締めのコメントを使うようであれば、
『結局、何が言いたいかっていうと、KENTAが新日本に来たのは正解ってこと!』
KENTA バックステージコメント 2020.11.7
--------- この記事を読んで面白かった~と思ったら コチラクリックをお願いします!
↓

にほんブログ村

プロレスランキング

緋空

最新記事 by 緋空 (全て見る)
- 【DAMNATION】カリスマ、佐々木大輔について【元イタリア軍】 - 2021年6月16日
- 【男色ディーノ】業界内で一番知られているゲイレスラー - 2021年6月12日
- バラエティだけじゃない!?実はすごい、アントーニオ本多【父親は俳優の○○】 - 2021年6月6日