
みなさん
こんにちは!
プロレスライクな生活
送っていますか?
ユニクロのヒートテックが必須な
緋空です。
近年の新日本プロレスでインパクト、説得力のある必殺技といえばオカダ・カズチカ選手の『レインメーカー』や内藤哲也選手の『デスティーノ』、飯伏幸太選手の『カミゴェ』、棚橋弘至選手の『ハイフライフロー』などが挙げられます。
見た目の破壊力、最後のとっておき…という感じがその技からも感じられるので、見ている人に「これで決まりだな」と頷かせられます。
逆に、インパクトはそこまでなく見ている人からすればフィニッシュホールドなのそれ?と思う技を必殺技としている人はどうでしょう。
主にそうとらえられるのは、関節技をフィニッシュにしている選手です。
過去の名選手であれば、
関節の鬼と呼ばれた
- 藤原喜明選手の脇固め(通称、フジワラ・アームバーと呼ばれています)
- いぶし銀、木戸修選手の脇固め
- ケンドー・カシン選手の腕ひしぎ逆十字固め
- リック・フレアー選手の足4の字固め
など、挙げればキリがありません。
ただ、現在の新日本プロレス内においても
関節技の使い手がまったくいないわけではありません。
今回は現在の新日本プロレスにおいての関節技にスポットライトを当てたいと思います。
なぜ関節技は受け入れられないのか
たとえば、関節技を必殺技としている主な選手は以下の通り。
- ザック・セイバー・ジュニア(各種サブミッション)
- SANADA(スカルエンド/変形のドラゴンスリーパー)
- 鈴木みのる(スリーパーホールド)
特に猛威を振るっているのは
ザック・セイバー・ジュニア選手ですね。
試合序盤でも中盤だろうが、
ザック選手の関節技が出ると、
とにかく『どこでもいいから絞って極める』感が強く、
見ている人を
若干置いてけぼりにしてしまっている感が否めません。
SANADA選手、鈴木みのる選手は逆に分かりやすく『首を絞めている』ということが、目に見て分かりやすいですね。
かといってザック選手の関節技が悪いのか、というわけではなく、むしろ『とんでもない技見せられている』という気持ちが出てきます。
ではこれらの関節技がなぜ受け入れられないのか。
それは現在の新日本プロレスが抱えている『大技の応酬』が関係します。
プロレスというものは技を受け切って、相手の良さを引き出して勝利をするものです。
総合格闘技などは一瞬で決着がつくものなので、相手の良し悪しなんてどうでもよく、とにかく勝てばいいため、関節技やKO勝ちで盛り上がります。
しかし近年のプロレスにおいてはどうしても相手の技を受け切って、かつド派手な技で観客を沸かして勝利することが重点となっています。
張り手の応酬、エルボー合戦など相手をどつきあったり、必殺技のたたみかけなど観客がノりやすい盛り上げが関節技では難しいのです。
では必殺技が派手でないと盛り上がらないのか
プロレス界全体では東京ドーム大会の『オカダ・カズチカ選手対ケニー・オメガ選手』の60分フルタイムドローはとても素晴らしい試合だったと評されますが、プロレスファンの中では2018年G1のSANADA選手対ザック・セイバー・ジュニア選手の試合は現代のプロレスに一石を投じる名勝負と言われています。
この試合は開始直後から関節技、丸め込みなど頭脳戦が続く息を飲む展開となり、最後はザック・セイバー・ジュニア選手の丸め込みを切り返してSANADA選手の3カウントで決着。
正直、これは文章で説明するには難しいのですが、試合は本当に2人のレスリング技術の“上手さ”を感じられる一戦でした。
『頭から落とすだけがプロレスじゃない』
関節技の名手たちが魅せるレスリングの本筋を見られた一戦は、普段とは違う『大盛り上がり』を見せた一戦となったのです。
地味であっても、魅せるプロレスに変わりはない
世界に視野を広げれば、かのクリス・ジェリコ選手の必殺技は『ウォール・オブ・ジェリコ』ですが、これはヤングライオンも使う『ボストンクラブ』と同型です。
また一時期、棚橋弘至選手も『テキサスクローバーホールド』、オカダ・カズチカ選手の『マネークリップ』など見た目に派手さはない技がフィニッシュとなっています。
しかし魅せる技ではなく、それまでの試合の組み立て方や、相手の技を受け切って良さを引き出すということが出来ていれば、大技の派手さに頼らずとも、ファンが期待する『技を受け切って勝つ』というプロレスラーゆえの強さの象徴を十分に感じ取れると思います。
まだプロレスを見始めた頃は『なんだこの地味な展開は』と私も感じることもありましたが、長いこと見続けているうちに、『この展開すごい!』と舌を巻くことも多くなりました。
派手さの多い展開もいいですが、こういったレスリング技術を感じられる試合や関節技の凄さを見て取れる試合も、たまには見てみたいですね。
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