社長レスラーは成功しない?社長レスラーの明と暗

みなさん
こんにちは!

プロレスライクな生活
送っていますか?

ハンバーガー大好き
緋空です。

先日放送されたフジテレビ系列
『ボクらの時代』に

  • 武藤敬司
  • 蝶野正洋
  • 小橋建太

の3人が出演しました。

現役時代であれば
絶対にありえないドリームトリオ

絶頂期の新日本プロレスと全日本プロレス、
ならびにプロレスリング・ノアを支えた名選手達です。

30分番組なので、
編集も含めテンポよく終わりましたが、

本当に物足りないくらい。

しかしその中で
気になった場面がありました。

それは試合中に
不慮の事故で亡くなった三沢光晴さんと

急逝した橋本真也さんのことについて触れた時でした。

「社長業のストレスってすごいよね」

それを聞いたときに、
社長とレスラーを兼任した者の
行く末を感じました。

今回は
『社長レスラー』について
語りたいと思います。

亡くなった原因の考察

三沢選手と橋本選手

晩年は共に社長業と選手を
兼任していました。

三沢選手の経営する
プロレスリング・ノアは
豊富な所属選手の多さから、

設立して間もなくで
武道館大会を成功させ
東京ドーム大会を行うなど

飛ぶ鳥を落とす勢いで、
深夜帯のテレビ放送もされていました。

対し、
橋本選手の経営する
ZERO-ONE(現ZERO1)は

そういった大会場での
ビッグマッチはなく、

両国国技館を主に
ビッグマッチとしてしました。

日本人対外国人との戦いを軸として、
スカパー!のサムライTVをメイン放送として

プロレスファンに
人気を博しましたが、

数年の活動期間で
団体崩壊をしてしまいました。

2人共、社長業の激務で
思ったように練習が出来なかったり、

団体内部との確執など
多くのストレスを溜めこむことになります。

また当時の三沢選手は

  • 『辞めたい』
  • 『引退したい』

と周りにこぼすことも多く、

原因は長年蓄積された
首のダメージなどが挙げられます。

橋本選手においては理由が
脳幹出血と言われていますが、

この症状の原因は
ストレスや高脂血症など
生活習慣が関係するものです。

「たられば」ですが、
社長業をしていなければ

プロレス界は
今とは大きく異なっていたかもしれません。

プロレスリング・ノアとZERO-ONEは
存在していなかったかもしれませんし、

2人がどの団体にいるのかも分かりません。

ただ1つ言えるのは、
私が思うに、

社長業とレスラーを兼任して
成功している人はあまりいないということです。

ここに出演していた武藤選手も
全日本プロレスから独立して立ち上げた
『WRESTLE-1』を潰してしまっています。

ですが唯一、
長期間その2足のわらじで
成功した選手がいます。

DDTの高木三四郎です。

なぜ、成功したといえるのか

そもそも、高木選手は
プロレスラー志望じゃありませんでした。

大学に行き、
学生にもかかわらず
イベントプロデュースなどを手掛ける存在となっていました。

高木選手が
そこからどうレスラーになったかなどは
また別の機会にお話をするとして、

2006年に
レスラー兼任でDDTの社長に就任します。

ここが三沢選手や橋本選手などとの違いです。

高木選手は
経営のノウハウなど

団体をどうプロデュースしていくか、
団体全体の回し方など知識がありました。

そのため、
得意のプロデュース力を活かしつつ、

第1線はエース級の選手に任して
(当時であれば飯伏幸太選手やケニー・オメガ選手、HARASHIMA選手など)

自身はエンターテイメント路線の試合を中心で、

時にはデスマッチやメインに立つなど
存在感をうまく発揮していったのです。

結果として、
現在DDTは新日本に次ぐ人気団体ともいえる集客・人気となっています。

(これには賛否あると思いますが)

人気選手がゆえ・・・

三沢・橋本両選手も
どちらも90年代のプロレスを語るうえでは
絶対的な知名度を持っています。

地方興行でお客様を呼べる、
最高のレスラー達です。

1年に1回
あるかないかの時に

自身が出ていなければ
ファンは落胆し、

最悪2度と
足を運んでくれなくなってしまうかもしれない。

それゆえに、
どんな時でもファンの前で戦う事を
宿命づけられていたのです。

結果として、
身体にムチを打ち続け
ダメージも癒えないまま、

社長業とのわらじで
追い込まれてしまい、

最悪の結末を迎えてしまったのです。

先ほどもお話ししましたが、
「たられば」の世界があるなら見てみたい。

今回の『ボクらの時代』のように、
レスラーとして最後まで輝き続けた2選手が、

テレビで対談をする光景も
見てみたかったですね。

( ;∀;)

最後までお読みいただきありがとうございました。

---------

この記事を読んで面白かった~
と思ったら

コチラクリックをお願いします!

にほんブログ村 格闘技ブログ プロレスへ
にほんブログ村


プロレスランキング
The following two tabs change content below.

緋空

はじめまして、プロレス全般を愛する緋空と申します。アラサーのパパで小学生の頃からプロレス観戦をはじめました。それからはプロレスにガッチリとハマって、プロレスのテレビ解説や、高校の文化祭でプロレス団体を呼びリングアナをさせていただいたり、インディー団体のリング設営を手伝ったり。あらゆることをやってきましたー。みなさまにプロレスの楽しさを伝えたく筆を執りました。詳しいプロフィール